あの痛い「むし歯(う蝕)」は、どのようにして起るか知っていますか?
むし歯は、口のなかに常在している細菌の感染により歯質が溶かされ、崩壊していく病気です。日本では、食生活の変化とともに多くの人が罹患(りかん)するようになっています。自然に暮らす動物や未開の土地で暮らす人間には、虫歯はほとんどありません。
それでも歯科医療と予防歯科の普及の結果、1999年の歯科疾患調査において、5歳以上の日本人のむし歯をもっている人は約86%で、1993年と比較すると、むし歯の処置完了者が多くなっており、6歳児の乳歯および12歳の永久歯のう蝕率がともに10%以上減少してきました。
むし歯は、口腔内細菌、砂糖を含む食物、むし歯になりやすい歯質、の3つの要因が重なって発生します。食事後に歯に付いた食物を取らないで放置しておくと、食物残渣が細菌といっしょに歯の表面に付着します。
これはプラークと言いますが、プラーク内にある糖が細菌の餌となり分解され、酸をつくります。この酸が、歯の表面にあるエナメル質という硬い部分を溶かします。これは脱灰(だっかい)といい、初期のむし歯の発生となります。これを繰り返すと、エナメル質は薄くなり、その内部にある象牙質という部分も溶かされ、神経のある部分が露出することになります。
神経が刺激されると、あの歯痛が起ります。むし歯になりやすいのは、臼歯(きゅうし)のでこぼこした咬合(こうごう)面、歯と歯の間の隣接面、歯と歯肉の境目の部分など、いずれもプラークがたまりやすい部位です。歯磨きするときは、この部分をしっかり掃除することが大切です。
むし歯を引き起こす細菌としてミュータンス菌がいます。ミュータンス菌は口の常在細菌なので、取り除くことはできません。だから、砂糖をあまり多く摂取しないようにすることと、プラークをつくらないように食後に正しく歯をみがくことが、虫歯を作らないために重要となります。
むし歯は一般に、ゆっくりと進行する慢性の病気です。始めにエナメル質が脱灰し、そののち徐々に象牙質(ぞうげしつ)、歯髄(しずい)へと進んでいきます。むし歯がエナメル質にとどまっている場合には、ほとんど症状はありません。表面の色がやや褐色から黒くなることがあります。
象牙質に進むと、冷たいものや熱い食物を摂取した時に痛く感じたり、硬い食物を噛んだ時に、エナメル質が欠けて穴があいたりします。歯の表面が、ザラザラした感じがすることもあります。
むし歯が神経のある歯髄へ到達すると、さまざまな痛みが起こってきます。放置しておくと、歯髄炎(しずいえん)を併発して強い痛みを感じるようになります。
むし歯予防のためには、毎食後の歯の清掃と、砂糖などの甘い食物の摂取に注意し、歯の定期健診を受けることも大切です。
それでも歯科医療と予防歯科の普及の結果、1999年の歯科疾患調査において、5歳以上の日本人のむし歯をもっている人は約86%で、1993年と比較すると、むし歯の処置完了者が多くなっており、6歳児の乳歯および12歳の永久歯のう蝕率がともに10%以上減少してきました。
むし歯は、口腔内細菌、砂糖を含む食物、むし歯になりやすい歯質、の3つの要因が重なって発生します。食事後に歯に付いた食物を取らないで放置しておくと、食物残渣が細菌といっしょに歯の表面に付着します。
これはプラークと言いますが、プラーク内にある糖が細菌の餌となり分解され、酸をつくります。この酸が、歯の表面にあるエナメル質という硬い部分を溶かします。これは脱灰(だっかい)といい、初期のむし歯の発生となります。これを繰り返すと、エナメル質は薄くなり、その内部にある象牙質という部分も溶かされ、神経のある部分が露出することになります。
神経が刺激されると、あの歯痛が起ります。むし歯になりやすいのは、臼歯(きゅうし)のでこぼこした咬合(こうごう)面、歯と歯の間の隣接面、歯と歯肉の境目の部分など、いずれもプラークがたまりやすい部位です。歯磨きするときは、この部分をしっかり掃除することが大切です。
むし歯を引き起こす細菌としてミュータンス菌がいます。ミュータンス菌は口の常在細菌なので、取り除くことはできません。だから、砂糖をあまり多く摂取しないようにすることと、プラークをつくらないように食後に正しく歯をみがくことが、虫歯を作らないために重要となります。
むし歯は一般に、ゆっくりと進行する慢性の病気です。始めにエナメル質が脱灰し、そののち徐々に象牙質(ぞうげしつ)、歯髄(しずい)へと進んでいきます。むし歯がエナメル質にとどまっている場合には、ほとんど症状はありません。表面の色がやや褐色から黒くなることがあります。
象牙質に進むと、冷たいものや熱い食物を摂取した時に痛く感じたり、硬い食物を噛んだ時に、エナメル質が欠けて穴があいたりします。歯の表面が、ザラザラした感じがすることもあります。
むし歯が神経のある歯髄へ到達すると、さまざまな痛みが起こってきます。放置しておくと、歯髄炎(しずいえん)を併発して強い痛みを感じるようになります。
むし歯予防のためには、毎食後の歯の清掃と、砂糖などの甘い食物の摂取に注意し、歯の定期健診を受けることも大切です。

