インプラントの適応条件は、満たされているでしょうか?

インプラントを安全に行なう為には、まず、的確な診断が重要です。そして適応と考えられる場合にのみ、実施すべきです。手術をするのですから、100%の安全はありえませんから、リスクの大きな患者に治療を勧めるのは禁忌です。
インプラントで良くある不適応のケースが顎骨の質や量に関するものです。骨の量が足りないところや骨質が軟弱な部位では、ボルトを植立するのに耐えられず割れてくることが考えられます。近年では適応拡大の技術が確立されつつあり、技術力のある
ドクターであれば骨移植や骨再生療法などにより、以前は出来ないと言われたケースでも治療可能なことがあります。ここで、難しいのは、本当に熟練した歯科医に治療していただけるかという問題があります。歯科医で、インプラント治療を看板にあげている人でも、数百症例をこなしたベテランの方もいれば、まだ数例しか経験の無い人もいるわけです。医者全般についても同じことがいえるのですが、誰もが直ぐにベテランということは無いわけです。
 全身的な禁忌症を抱えている人は、出来ません。糖尿病が進行しているとか、 心臓疾患、不整脈等で麻酔薬禁忌の場合、止血異常の人、 HIV感染などの免疫疾患を持つ人等です。事前の相談が、必須です。
また、局所的の問題もあります。 インプラントを植立する部位の骨の量と質が耐えるのに十分であることです。部位によっては、例えば、上顎では鼻腔底あるいは上顎洞底の付近では、骨が薄いのが通常です。下顎では下歯槽神経を傷つけない設計が可能か等があります。相対的な問題としても、上下顎対合関係が密で、スペースが少ない場合も難しいです。
 ですから、インプラントにもリスクはあり、インプラントも決して万能な治療ではありません。残念ながら、医療に100%はないです。事前のカウンセリングで、十分に確認しておくことが、成功させるためには重要です。

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mtsuji55 at 00:24 │Comments(0)TrackBack(0)clip!  | インプラント

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