「歯の銀行」とは、どんな銀行ですか?
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歯の銀行ができたというニュースがありました。このシステム、2004年に、世界で初
めて広島大学で事業化されたのです。このシステムは、どのようなものかと調べたら
、歯科矯正の治療のために健康な歯を抜くとか、邪魔となった親知らず臼歯を抜く必
要になった人は、抜いた歯をティースバンク(歯の銀行)に預けるという方法ができ
るようにたのです。この保存した歯は将来、虫歯や事故などで歯を失なったときに、
再利用できるのです。抜いた歯はマイナス150度で保存され、必要となったときに解凍
し、抜けた部分に移植することになります。けれど、預けることが可能なのは、移植
による生着が可能な健康な歯に限られます。
今でも、抜いた健全な歯を、必要な部分に移すという「即時自家歯牙移植」技術は確
立されていて、保険適応にもなっています。しかし、抜いた歯は、1時間以内に移植し
ないと、歯の「歯根膜」という組織が機能しなくなる技術的な制限がありました。
入れ歯やインプラントに比べて、自分の歯を抜けた部分に移植することは、歯根膜に
よる「噛みごたえ感」が得られ、さらに歯根膜の組織からは、神経や血管が再生する
ので、普通の歯と同じような噛みごたえが100%ではないが、約7割程度は戻るとい
うのです。
解凍し、移植した歯は、動かないように3日間ほど強く固定した後、ゆっくりと噛む力
の刺激を加えていくことが必要なので、約1カ月間、ワイヤーによる固定を行い、全く
違和感なく噛めるようになるには2〜3カ月間ほどです。
抜いた健康な歯を、あっさり捨ててしまうのはもったいない時代になりました。

