歯は「おいしさ」を感じる器官です。

私たちのほとんどは、ものを食べて味がわかり、おいしいと感じるのは舌

だと思っています。歯根膜は、歯と歯槽骨の間にあって、クッションのよ

うな役割をしている部分です。物を食べていて,硬い砂を噛んだとき、

とっさに,歯根膜にきている神経が,危険信号を脳に送って顎の筋肉の力

を緩めて歯が壊れないようにしています。また、この歯根膜,味覚にも大

いに影響を与えています。

味覚とは、おもに舌にある化学物質の受容基よる感覚の一つで、甘味、酸

味、塩味、苦味の4基本味を感じ、最近になってうま味が加わり、5基本味

とされています。これ以外にも、辛味、アルコール、炭酸飲料などの化学

的刺激や、温度(熱さ・暖かさ・冷たさ)、舌触り(つぶつぶ感、柔らか

さ、硬さ、滑らかさ)などの物理的刺激は、化学受容体を介することな

く、ダイレクトに神経を刺激して、大脳皮質味覚野に伝達され、味覚を感

じています。

イカ、ナマコ、フグなど、ほとんど味のないものでも、美味しく感じて食

べています。これは、歯ざわり,歯ごたえ,噛みごこちといった言葉で表

現される感覚ですが、歯根膜に加わる微妙な圧の変化を脳で感覚している

からなのです。要するに「おいしい」ということは、人間の、口の中の感

覚器官を総動員して、脳の各分野で得られたデータを総合して作り出され

た感覚であるといえます。

この歯根膜は、おいしさ感覚器官であると断言できるほど非常に大事な機

能を備えています。不幸にして、ムシ歯や歯周病で歯を抜くということ

は、この歯根膜も同時にとり去るということになります。いかに上手に義

歯を作ってもらったり、高価なインプラントを入れても、歯根膜が感じて

いた、独特の味覚は戻ってこないのです。歯を大事にするということは、

生活を楽しくすることに繋がっているのです。

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骨隆起

mtsuji55 at 14:12 │Comments(0)TrackBack(0)clip!  | 味覚

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