部分床義歯の問題点、その後

歯は、横方向の力に弱いといいました。遊離端義歯では、粘膜沈下が大き

く、クラスプの付いている歯は歯根膜が20ミクロン程度しか沈下しない

ので、傾ける力が働きやすいです。また、歯を支える役目をしている歯槽

骨は、適当な刺激がないと痩せてゆきます。吸収するといいます。そうす

ると、義歯と粘膜の間に隙間ができ、さらに適合が悪くなって、吸収も進

行します。

その結果、歯には揺り動かす力が働き、動揺し抜ける確立が高くなりま

す。このようにして、遊離端義歯では、奥の歯から1本ずつ抜け落ちて歯が

減ってゆき、最後は、総義歯になるのです。余程、義歯の設計を考えて作

らないと、この過程を止めるのは難しいのです。手立ては無いのでしょう

か。

大丈夫です。遊離端義歯を、中間義歯のようにすればいいのです。ここ

で、力を発揮してくれるのがインプラントという技術です。

インプラントは、粘膜の下にある骨に金属のボルトを打ち込み、骨とボル

トを生理的に結合させてから、それを人工の歯として利用して、遊離端義

歯を、中間義歯の形に作り変えるのです。

インプラントは、骨に結合させるのに、数ヶ月は必要なのですが、一旦固

定できれば、余程のことが無い限り、しっかりと力を受け止めてくれま

す。この治療は、保険外診療ですので、費用はそれなりに必要ですが、総

義歯になることを考えたら、快適な食生活が営めるので、お勧めです。

勿論、丁寧に毎日の手入れは必要ですし、定期的な検診で異常が無いかの

検査は必要です。高くても、必要な出費は考えましょう。

mtsuji55 at 12:15 │Comments(0)TrackBack(0)clip!  | インプラント

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